浜松の「天国」をハシゴした1日
「もうね、天国みたいな場所なんですよ。この時期を逃したら来年まで見られないし、今日みたいなお天気のときは最高だから」
と、お誘いいただき、
別の場所に出かける予定が、急遽「柿の木天国」へドライブに連れて行っていただけることになりました。
あー、たしかにここは天国だ
と思ったのは、
浜松ならではの空の色が…柿のオレンジ色をより一層鮮やかにひきたてていたからです。
昔から日本人が柿の実や、葉っぱを絵に描きたくなったのもなんとなく理解できました。
艶や形といい、色といい、
不思議な魅力があります。
誘ってくださったJさんがはじめてこの柿畑を見たのは夕方だったらしく、残照にますます眩しく赤く映えて、それは美しかったそうです。
今日は、その妖艶さは見られなかったけど、清々しい青空を背景にして、柿の木の赤い小さな丸が浮かぶ様子が見られてなんとなくウキウキするような楽しさが湧きました。
この大きな柿…1つ100円!
スーパーで売られている柿の2倍以上の大きさ。
ものすごいコスパです。
産直パワー炸裂しすぎてちょっとクラっとしました。
東京で3倍の値段で買っていたのはなんだったのか…あれは柿じゃなくて、なにか別のもの?
ふと、いろんな果樹の中で、柿こそが日本の果物の王様じゃないかと思い当たりました。
風格がありますし、日本の景色にも合うし。
サンセバスチャンのヌエバ・コシーナのレストランの中でも、日本をフィーチャーしたメニューで柿を使うことがあると聞きます。
わたしはメロンが大好きなんですけど、柿の優しい甘さもいいなあーと思います。
肉料理やサラダにも合いますよね。
浜松の柿は次郎柿といい、少し四角い形と、
実が硬いのが特徴のようです。
渋みや酸味はほとんどなく、三温糖のような優しい甘さとコクがあります。
熊本の実家には柿の木がありましたが、「柿畑」はあまり見たことがなかったかもなあーと思いましす。
九州も、たしか朝倉とか、うきはのあたりが産地だったような気がするんですが…。
柿畑へのドライブのあとは、浜松で25日まで開催されている「浜松国際ピアノコンクール」へ行きました。
ここが本来の目的地。
休日だったせいか、すごくたくさんの人が見に来ていました。
わたしたちは、アメリカとトルコの奏者の演奏を聴きましたが、陶然と聴き入るほど素晴らしかったです。
ここは、音の天国〜ってかんじでした。
もしチャンスがある方はぜひこちらにも
お出かけくださいね〜。
もうそろそろファイナルですね!
この週末かな?
柿の木天国と音の天国というふたつの天国をはしごした1日になりました。
(そしてこのあと実は…
お刺身天国へと階段は続いていたのです)
nagisa.