旅と毎日のうろうろ。-3拠点暮らし雑記帳-

東京京都浜松の多拠点生活中・25歳差婚の兼業主婦/セラピスト手島渚として5冊の本を出しています/新刊来年春完成予定/このブログでは旅と、暮らしについてつづります

元のブログに記事を統合しました

いつも読んでくださっているみなさま、ありがとうございます!

 

ちょっと思うところあってクローズしていた「はてなブログ」のほうのアカウントに記事を統合することにしました。

今後はそちらのアカウントで書いていきます。

旅と毎日のうろうろ。-後藤家3拠点暮らし雑記帳-

 

1年前の自分、尖ってたなぁーと思います。

最近めっきりスローに生きています。

 

でも来年は旅が増えそうなので、いろんなレポお伝えできればと思います。

 

nagisa.

 

 

京都の大根炊きへ行ってきます

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後藤繁雄と渚のアールドヴィーヴルnoteアール・ド・ヴィーヴル03/アントワープにて(ショートトリップの愉しみ)|後藤繁雄と渚のアール・ド・ヴィーヴル|note も更新中です

↑「ピエトウードルフさんの庭への旅」きのう更新しました。

 

 

昨日から冬本番という冷え込みで、浜松もいよいよ風が強くなってきました。 

今日から数日京都へ行きます。

まずは初参加の、千本釈迦堂の大根炊き(だいこだき)へ。

 

京都の家の近所です。

歩いて行きます。

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そのあと大徳寺塔頭めぐり。

真珠庵、黄梅庵、総見院、興臨院の特別拝観をしているようです。

わたしが大好きな高桐院は改修中で、まだ公開してないんだろうなーと思います。

 

最近の夫婦さんぽのテーマは京都再発見…

京都にいるときにはなるべくウロウロしよう、と思っています。

 

大好きなカフェウルカスと、サーカスコーヒーにも立ち寄ろうと思います〜。

カフェウルカスではサーカスコーヒーの豆のコーヒーが飲めますよ。

シナモンロールがおいしいです。

 

かわいいサーカスコーヒー店内…

ほんとにサーカスってかんじ。

 

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あっ🤭きょうはたしかサーカスコーヒーのスイーツイベント…

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行けるかなー。

 

今日の空、雲がもくもく…かわいかったです。

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nagisa.

 

 

花が好きなダーリンと、ダーリンのことが好きな花たち

 

「たまちゃん、もうすぐ冬だから、そろそろ枯れてもいいんだよ。

また春になったら芽を出したらいいじゃないか。」

 

「きゃべつ、葉っぱが綺麗だね〜」

 

朝起きると、夫が植物に話しかけています。

 

 

結婚前は、生活道具も最低限だった我が家も、今では2鉢の「ブラジル」ことガラテア、3鉢の「キャベツ」「魔女」「たまちゃん」というベゴニア、そして「げーたん」と呼んでいるサボテンという、ハイパーかわいい植物がなんと6鉢もあります。

 

本棚を買うときは、この植物たちを載せられる棚という条件つきで選びました。

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当然ですが、数日留守にするときは大騒ぎで、水やりを人に頼まなくてはいけないほどです…。

 

水やりがきちんとできてないと、それはまたそれで大変で、帰宅してからの数時間を植物のために費やしています。

なぜそんなに植物がかわいいの?と聞いたことがありますが「植物は自分で動けないから、ちゃんと世話しないといけないだろう?」

という答えでした。

 

たしかに。

いかつく見られやすくて近寄りがたいと言われがちなダーリンですが、根が優しくて真面目です。

 

しかし、眼光がするどく、目端がきき、何事もちょっとでもおかしいところがあるとすぐバレますので、水やりをサボっていると見抜かれてしまいます。

 

植物のほうも、夫のことがわかるのか、

とくによく「動く」ブラジルことガラテアたちは、夫が帰るとちょっと「ざわっ」とします。

 

ベゴニアたちも、夫から水をもらうとシャキン〜と元気になりますし、普通枯れてしまうという冬や真夏にも枯れなくて、花が咲いてしまうほどです。

 

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真冬に見事な白いお花を咲かせた「キャベツ」

 

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 冬は枯れる予定の「たまちゃん」

枯れる気配なし…

 

 

サボテンに至っては、この2年くらいで米粒ほどの大きさから親指大にまで成長しましたが、

夫の愛により瀕死の危機を3回ほど乗り越えました。

サボテンの鉢を抱えて室内とベランダ、日陰と日向を行ったり来たりする様子を見て、我が家に泊まりに来た福島の友人まりちゃんから「過保護なサボテン」と言われるほどでした。

 

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そんな夫とは、よく植物園や、ガーデン、花屋さんに足を運びます。

彼の夢の1つはガーデンを作ること。

 

最近よく「ほんとうに俺って植物が好きなんやなあー」と呟いています。

 

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浜松は植物が育つにはとてもいい条件みたいで、散歩の途中で見かける植物がみんな、のびのびしています。

この前フラワーパークに行きましたが、バラがたくさん咲いて驚きました。

夏よりも数は少ないですが、そのぶんひとつひとつの花のエレガントさがひきたっていました。

 

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「たぶん日光がおいしいんだろう」とわたしたちは話しているんですが、この2つのブラジルの育ち方が面白くて、

ここに来たときは同じ大きさだったのに…

奥の鉢のほうが、背が高くなりました。

このブラジルさんたちは、うちに来たとき(1年半ほど前)は1/3くらいの大きさでした。

どんどん伸びてる…

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そういえば、9月に買って放置していたこのホーリーバジルも、枯れずに根が出て水耕栽培状態に。

日光を求めてウネウネと成長しています。

 

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植物を育てられないわたしから見れば驚異的なお世話力です。

 

ダーリンのガーデンを作るという夢が叶いますように。

いま編集しているnote「後藤繁雄と渚のアールドヴィーヴル」次回はそんな植物好きダーリンとオランダのウードルフさんのプライベート・ガーデンに行ったときの話を書いています。

 

インスタグラムより↓

https://www.instagram.com/p/BrAhbW9H4nq/

オランダのデン・ハーグの近くにあるウーリンデンという美術館のすばらしい庭は、今年行ったプライベートガーデンの主、世界中で大人気のガーデナー、ウードルフさんの手がけたものです。庭はもちろん、建物も、アートのコレクションも凄まじいかっこよさで、クラクラしました。さて今週末、このウードルフさんの庭に行ったときの話を「後藤繁雄と渚のアールドヴィーヴル」で公開します。今、写真を選んでいます〜。 #後藤繁雄と渚のアールドヴィーヴル #後藤繁雄 #後藤渚 #手島渚 #旅 #ヨーロッパ #オランダ #アート #art #ガーデン #ガーデニング #海外旅行 #夫婦 #夫婦旅行 #note #アートのある暮らし #アートの旅

 

週末にUP予定です。

最近の美術館は、美しいガーデンがあるものが増えているそうです。

オランダの現代美術館ウーリンデンなど、いま流行りのおしゃれでナチュラルなスタイルの庭のデザインを手がけているウードルフさん。

彼の庭のことを、ダーリンの友人で、ガーデナーの吉谷桂子さんから教えていただき、アムステルダムから片道約3時間かけて出かけました。

noteも力作ですので、ぜひ見ていただきたいなーっと思います。

屋久島、アントワープ編も書いております。

後藤繁雄と渚のアール・ド・ヴィーヴル|note

 

nagisa.

 

 

 

 

 

 

原宿GYREのHAYショップへ

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表参道ヒルズに住んでいた時、よく向かい側からGYREの地下に続く長ーい行列を眺めていました。

 

2時間待ちでーす、とかいう声が聞こえてきたことも。

 

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そう、地下にあったハワイアンパンケーキの店に並んでいる列。

地下から始まり、階段へつづいて、地上に出た後は何度か折り返して果てしなく長く、人の行列でした。

 

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ディオールの横の茶色の建物がGYREです。

 

オープンした当時、地下にはおしゃれなオーガニックレストラン「シナグロ」が入っていて、UNUで始まる前の、メディアサーフ主催のファーマーズマーケットも、ここから始まったのです。

 

一階にあるシャネルの店内には一度も入らなかったんですが、いつもウインドゥディスプレイが異様に、とても、かわいかったのを思い出します。

あのディスプレイだけで、何度もシャネルに恋しました。

 

このGYREの、リニューアルオープニングパーティーにも行ったと思うんですが、ものすごく昔のことのようで記憶が曖昧です。笑

自分も含めていろんなことが変わったなぁーと。

 

 

先日たまたまFacebookを見ていたら、デンマークのインテリアブランドHAYのショップが東京にオープン!というKさんのpostを見つけました。

 

HAYは、CIBONEのサイトなどでチェックしていて、行きたいと思っていたら、なんとあの行列のお店のあったGYREの地下にオープンしていました。

【VOGUE】日本初出店! 北欧インテリア「HAY TOKYO」がオープン。(Saori Asaka)|定番ファッション(流行・モード)

 

 

行列と、フロアに数件あったファンシーな内装のお店がぜんぶなくなって、HAY一色に!

ああー…これは素敵! 

と、こころ踊らせながら早速チェック。

 

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といっても、あまり時間がなくて、サササーっと流し見しました。

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行列は消え、ピンクの階段と、真っ赤なブックシェルフが。

夫にこの写真を送ったら「鳥居かと思った⛩」と言ってましたが…笑

幅さんのBachと、HAYのコラボのシェルフ。存在感がすごかった。

 

小物も家具も、HAYのものはポップな印象ですが、マテリアルの組み合わせが面白くて、ミニマルだし、クラシックな空間にもインパクトとして配置したら良さそうだなあと思います。

 

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テキスタイルの色使いも好きです。

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小さなカフェスペースもできていて、全体的にちょっと暗めなのも、居心地良さそうです。

表参道立ち寄りアドレスのひとつに追加決定。

 

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帰り道、表参道のイルミネーションが点灯しました。

 

このイルミネーションを、いつも部屋から見ていましたが、今はもう帰る場所が違います。

 

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懐かしい部屋からの懐かしい眺め。

写真のなかにだけ生きている世界。

 

不思議な気持ちですが、今はあの頃よりも幸せです。

 

nagisa.

 

 

新宿パークハイアットの夜景

 

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久しぶりに髪を切りました。

ヘアサロンには年に多くて2回くらいしか行きませんが、行くと、頭がスッキリ軽くなるので嬉しいです。

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ヘアサロンの楽しみといえば、雑誌の流し読み…

CASAブルータスを見ていたらこの特集の号で、イートリップの野村友里さんと建築家の田根剛さんの対談のページがあって、

野村さんが「パークハイアットのニューヨークグリルが好き」と話しているのが載っていました。

わたしも!と思わず雑誌に向かって話しかけてしまいそうでした。

 

やっぱり「ロストイントランスレーション」の影響が強いのでしょうか。

 

 

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(この号、憧れのスタイリスト、ソニア・パークさんの東京案内的な綴じ込みもあって、篠山紀信先生の撮り下ろしの写真もかっこよく、とても面白かったです。

 

お会いしたことのあるみなさんの、活躍されている様子を垣間見れてちょっとドキドキしながら読みました。)

 

 

 

ちょうどその日、新宿のホテルに泊まることになって、夫に「せっかく新宿に行くのならパークハイアットでカクテルを飲みたい」と話していたら、なんと偶然にも、

その日の夫のビジネスミーティングの場所がパークハイアットであることがわかり…

 

迎えに行く、という名目で侵入に成功。笑

 

ミーティングのお相手、原田さんにもアムステルダムのUNSEEN以来久しぶりにお会いできて、ガトーフェスタハラダシュトーレンをいただきました!

 

ガトーフェスタハラダのお菓子は、中身も美味しいんですがパッケージが毎回おしゃれだなあと思います。

アーティストとのコラボ商品もありますしね。

クリスマスパッケージ🎄

かわいい!

 

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さて、パークハイアットは客室もプールもライブラリも大好きなんですが、なんといっても夜景が素敵だなあーと思います。

 

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レストランやバーから見える夜景、上から見てる限りではマンハッタンみたい。地上に降りると全然違いますけどね。笑

 

久しぶりにニューヨークグリルに足を踏み入れましたが、文字通り踏み入れ…ライブ中ということで、そのまま逆戻りました。

 

一瞬見えた店内の様子が、90年代の映画の中のようでした。

 

平日なのにおしゃれな装いの男女で席は埋まっていて、窓からはミルキーウェイのような新宿の灯りがぴかぴか、音楽とざわざわした話し声、美味しそうな料理の匂いと、シガーの香り。

都会で遊ぶのが好きだった、20代後半から30代半ばごろの気持ちを思い出しました。

 

 

ロビーへ逆戻りしたエレベーターを降りると、

「せっかく来たのに残念だったなぁー」と慰めてくれるダーリン。

「全然大丈夫。なんだか昔ほどいいと思わなかった。

あなたといるようになってから、いろんな意味で目が肥えてしまったみたい。」

 

「ぜんぜん贅沢はさせてあげられてないけど」

 

「でもほんとうにいろいろなものを見せてもらってるから。一緒に旅もしてるしね。

なんだかこの空間も、少し小さく感じる…」

 

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大好きなパークハイアット

昔はもっと大きくゴージャスに見えましたが、

なんだか少し小さく感じました。

色あせない魅力は感じますが、少し古くもなったからでしょうか。

 

とりあえず、大好きなライブラリで記念撮影。

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そして、ロビーの横のピークバーでコスモポリタンを飲みました。

ずっと前にこのバーでコスモポリタンを飲んですごく美味しかったので、思い出の味にリトライです。

 

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やっぱりすごく美味しい!

フレッシュライムの香りが際立っています。

 

実は、シェーカーを持っていて、何度かカクテル作りに挑戦したんですけど、なかなかこんなに美味しくはできないんですよね。

 

このバーや、ラウンジからも夜景が見えます。

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窓に開放感があって、空中に浮いている感じ、キラキラしたビジューに囲まれているようなこの感じが、パークハイアットだなあーと思います。

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贅沢はできなくても、一緒に過ごすことが最高の贅沢です。

でもたぶん、けっこう贅沢させてもらってると思う〜笑

 

nagisa.

 

 

 

 

 

今週のお題「読書の秋」に読みたい本

今週のお題「読書の秋」

 

秋だからというわけでもなく、わたしは読書が好きですが、ここ何年かは仕事にまつわる本ばかり読んでいました。

 

本当はいちばん好きな本のジャンルは小説です。

田舎の暗い子どもだったわたしの心を解放し、遠くへ飛ばせてくれたのは、人の想像力が生み出した架空の「おはなし」の数々でした。

 

大人になって、大好きな小説を読む余裕なく過ごしていましたが、浜松で暮らすようになってから、小説を読むときの没入感やノスタルジックな気持ちが回顧して、一冊読み始めると、堰を切ったように「読みたい」気持ちが溢れているこの頃です。

 

旅に出るときになにか本を持っていくことも多いです。

海外に行く時には、読まずに終わり、筋トレに一役買うだけのお荷物かも…と思っても、かならずなにか一冊は本を持って出かけてしまいます。

フライトのお守りのようなものですね。笑

 

最近読んだ魅惑的な本について語り出す前に、面白いものを3冊紹介します。

 

1つはノーマン・ドイジの「脳はいかに治癒をもたらすか」セラピストさんにおすすめの本です。

 

脳はいかに治癒をもたらすか 神経可塑性研究の最前線

脳はいかに治癒をもたらすか 神経可塑性研究の最前線

 

 

 

もう1つはエムラン・メイヤーの「腸と脳」

これもセラピストさんにおすすめ。

 

腸と脳──体内の会話はいかにあなたの気分や選択や健康を左右するか
 

 

 

そしてもう1冊は「ジプシー」

 「ノマド」に興味のある方におすすめの本

ジプシー (1967年) (ハヤカワ・ノンフィクション)

ジプシー (1967年) (ハヤカワ・ノンフィクション)

 

 

ノマディック、という生き方をある意味で学ばせてくれた1冊で、結婚前に夫が「おもしろいから」と教えてくれた本です。

もう中古でしか買えないかも…

ジプシーの人たちは社会的にはいろんな差別にあったりしていると思いますが、ジプシー同士のこころのつながり、生き方など、お手本にしたいこともたくさんあるなあーと思うのです。

 

安定志向の強い現代ですが、もしかしたら地球やわたしたちの意識の自由のためにも、もっと人は、持ち物をシンプルにして、さまよい、うろつき、移動したほうがいいのかも、と、そんなふうにも思います。

 

 

最近読んだ小説でとても面白いと思ったのは、パトリック・ジュースキントの「香水 ある人殺しの物語」です。

 

香水―ある人殺しの物語 (文春文庫)

香水―ある人殺しの物語 (文春文庫)

 

 

 

映画にもなっているので、観たことがある方もいるかもしれません。

過激で、残酷な物語ですが、強烈に惹かれるのは、その香りの描写ゆえでしょうか。

18世紀のフランスにひしめいていた、あらゆる「匂い」が文章から匂ってくるような、目の前にパリの街や人物がリアルに現れてくるような、没入感があります。

 

香りが好きで、勉強している人には、香りを作り出すためのさまざまな基材、手法、ブレンドテクニックの話や、ヨーロッパを席巻し、支配していたメディアとしての「香水」の話なども、楽しめるでしょう。

 

美しい植物の香りの表現もすばらしいのですが、この小説の主題は「人間の匂い」だろうと思います。

 

若い女性特有の「いい匂い」は10代後半がピーク…維持する方法は?(読売新聞(ヨミドクター)) - Yahoo!ニュース

 

 

そういえば、この前yahooニュースでこんな記事がシェアされていました。

まさにこの話です。

この本が書かれた時代には、きっと科学的にはわかっていなかったことだと思うのですが、ジュースキントはこのことを知っていたとしか思えません。いや、この時代の人たちはみんな知っていたのでしょうか?

 

この本はもともと夫の持ち物ですが、我が家ではこのボロボロさ加減…

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1985年に出版、とありますから、今から33年前。世界中で1500万部を売り上げた大ベストセラーです。

  

この本の主人公、グルヌイユが作り出した香りで人々を魅了したのと同じように、ジュースキントの描写に多くの人が魅了され、残酷だと知りながら、のめり込んでいったのでしょう。

 

この主人公は、特別な鼻だけではなく、人ならぬ能力を持っているという設定で、出会う人の運命を翻弄していきます。

悪魔か天使か、わかりません。

きっと、悪魔だという人が多いと思いますが、わたしは別の角度から見ると、こういう人物こそが天使と言われるのではないだろうか、そんな気もするのです。

 

主人公のグルヌイユはある意味では単なる狂人ではなく、神です。

この物語のなかで唯一無垢で純粋な存在、そして不死のアイコンとして描かれていますから、ただ残酷で過激なだけではなく、人間の生々しい欲や闇を解放して浄化していく、そんな感じもします。

 

本を読むこと、そして小説を読むことの楽しみは、なにか「手法」や「正しさ」を知るということではなく、脳のなかをぐるぐると混ぜて料理をするように、イメージやインスピレーションを煮出していくような気持ちです。

 

「香水 ある人殺しの物語」は、実際の本のページ数を超えた広がりと膨らみを持ち、「どこか遠くに旅させる」そんな一冊でした。

 

「なにかのために読む本」にもそれなりの面白さがありますが、「出会ってしまったすごい本」そんな一冊に巡りあうとき、それはまるで魔法の書のように、人生を変える鍵になることもあると思います。

そういう本のために時間を費やしたいです。

 

少し夜が長い秋や、旅のために、次の小説との出会いを楽しみにしようと思います。

 

 nagisa.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JR東海ツアーズで東京へ。貸切車両で朝ごはん

おはようございます。

リアルタイムブログです。

 

いま「こだま」号で東京へ向かっています。

朝焼けがきれいです。

マンションから天竜の山が見えますが、

青く連なる様子がまるで日本画のようです。

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掛川のあたりはミルク色の濃霧で幻想的な眺め…

 

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今回ははじめてJR東海ツアーズの宿泊付きプランを予約しました。

新幹線はグリーン車です。

 

貸切!w

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まだお弁当も買えない時間なので、

家から、おにぎりと味噌汁とゆで卵、そして

豆乳グルトを持参。ハチミツときな粉入りです。

 

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朝ごはんはほぼ毎日、お米と味噌汁です。

外食のときは、パンが多くなりますけどね。

 

浜松はお米もおいしくて、昨日たまたまJ様がシラスを届けてくださったので、おにぎりに、たっぷりたっぷり入れました。

 

と、書いている間にもどんどん夜が明けてきました。

 

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今日は「おのぼりさんファッション」と題して、久しぶりにハイヒール、PRADAのバッグという出で立ちです。

 

バッグの中に入っているものは…

クリアサングラス、手帖、手袋(最近寒くて…手を温めるだけで冷えが違います)、財布、この前新幹線に忘れて無事に戻ってきたiPhone

 

メガネケースのなかに、これ入れてます。

 

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移動中や風邪気味のとき便利!

溝の口でサロンをされているアロマテラピストのYOKOさんにいただいた、タオオアシスのスプレー。

 

めちゃくちゃリフレッシュできます。

YOKOさんのサロンに行ったレポ(簡単バージョン)はこちら。

 梶が谷のアロマテラピー Voyage Botanicaでクリスタルごっくんしました - 旅と毎日のうろうろ。-3拠点暮らし雑記帳-

 

しっかりバージョンはセラピストのほうのブログ(n510.info)に書こうと思ってます!

ま、まだ書けてないですけど…書きます!

 

あと、最近お気に入りの「ポケット梅ちゃん」

京都の「昆布の五辻」さんの梅こんぶ。名品です!

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お!富士山、ころも替えのお知らせ…

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こだまからだと綺麗に見えますね。

それでは、久しぶりの都会ムードを楽しんできます。

 

nagisa.