花が好きなダーリンと、ダーリンのことが好きな花たち
「たまちゃん、もうすぐ冬だから、そろそろ枯れてもいいんだよ。
また春になったら芽を出したらいいじゃないか。」
「きゃべつ、葉っぱが綺麗だね〜」
朝起きると、夫が植物に話しかけています。
結婚前は、生活道具も最低限だった我が家も、今では2鉢の「ブラジル」ことガラテア、3鉢の「キャベツ」「魔女」「たまちゃん」というベゴニア、そして「げーたん」と呼んでいるサボテンという、ハイパーかわいい植物がなんと6鉢もあります。
本棚を買うときは、この植物たちを載せられる棚という条件つきで選びました。
当然ですが、数日留守にするときは大騒ぎで、水やりを人に頼まなくてはいけないほどです…。
水やりがきちんとできてないと、それはまたそれで大変で、帰宅してからの数時間を植物のために費やしています。
なぜそんなに植物がかわいいの?と聞いたことがありますが「植物は自分で動けないから、ちゃんと世話しないといけないだろう?」
という答えでした。
たしかに。
いかつく見られやすくて近寄りがたいと言われがちなダーリンですが、根が優しくて真面目です。
しかし、眼光がするどく、目端がきき、何事もちょっとでもおかしいところがあるとすぐバレますので、水やりをサボっていると見抜かれてしまいます。
植物のほうも、夫のことがわかるのか、
とくによく「動く」ブラジルことガラテアたちは、夫が帰るとちょっと「ざわっ」とします。
ベゴニアたちも、夫から水をもらうとシャキン〜と元気になりますし、普通枯れてしまうという冬や真夏にも枯れなくて、花が咲いてしまうほどです。
真冬に見事な白いお花を咲かせた「キャベツ」
冬は枯れる予定の「たまちゃん」
枯れる気配なし…
サボテンに至っては、この2年くらいで米粒ほどの大きさから親指大にまで成長しましたが、
夫の愛により瀕死の危機を3回ほど乗り越えました。
サボテンの鉢を抱えて室内とベランダ、日陰と日向を行ったり来たりする様子を見て、我が家に泊まりに来た福島の友人まりちゃんから「過保護なサボテン」と言われるほどでした。
そんな夫とは、よく植物園や、ガーデン、花屋さんに足を運びます。
彼の夢の1つはガーデンを作ること。
最近よく「ほんとうに俺って植物が好きなんやなあー」と呟いています。
浜松は植物が育つにはとてもいい条件みたいで、散歩の途中で見かける植物がみんな、のびのびしています。
この前フラワーパークに行きましたが、バラがたくさん咲いて驚きました。
夏よりも数は少ないですが、そのぶんひとつひとつの花のエレガントさがひきたっていました。
「たぶん日光がおいしいんだろう」とわたしたちは話しているんですが、この2つのブラジルの育ち方が面白くて、
ここに来たときは同じ大きさだったのに…
奥の鉢のほうが、背が高くなりました。
このブラジルさんたちは、うちに来たとき(1年半ほど前)は1/3くらいの大きさでした。
どんどん伸びてる…
そういえば、9月に買って放置していたこのホーリーバジルも、枯れずに根が出て水耕栽培状態に。
日光を求めてウネウネと成長しています。
植物を育てられないわたしから見れば驚異的なお世話力です。
ダーリンのガーデンを作るという夢が叶いますように。
いま編集しているnote「後藤繁雄と渚のアールドヴィーヴル」次回はそんな植物好きダーリンとオランダのウードルフさんのプライベート・ガーデンに行ったときの話を書いています。
インスタグラムより↓
週末にUP予定です。
最近の美術館は、美しいガーデンがあるものが増えているそうです。
オランダの現代美術館ウーリンデンなど、いま流行りのおしゃれでナチュラルなスタイルの庭のデザインを手がけているウードルフさん。
彼の庭のことを、ダーリンの友人で、ガーデナーの吉谷桂子さんから教えていただき、アムステルダムから片道約3時間かけて出かけました。
noteも力作ですので、ぜひ見ていただきたいなーっと思います。
nagisa.