渋滞でも京都の紅葉を見に行ってしまう理由を知った日
「昼なのに光っている星。それはなんでしょう?」
陽光にきらめく赤や黄色を見ていると、そんな「なぞなぞ」を思いつきました。
京都の紅葉はやはり特別です。
京都に家があって、時間の自由がきく、ノマディックライフのアドバンテージを最大限に活かそうと、平日の朝からレンタカーで紅葉を見に行きました。
祇園に住んでいた20年ほど前のこと、今ほどはインバウンドが盛んではなかったにもかかわらず、
「祇園から四条烏丸に車で行くと1時間かかる」(歩いて12〜3分の距離)
と言われた、恐るべき京都の紅葉ハイシーズン。
この時期の休日に、バスや車で移動するのは、絶対にダメ。
せっかく京都に住んでいるのに、「紅葉を見にでかける」のは「人混みを見にでかける」を意味していると思いこんでいたあの頃、この時期は、外出も控えていたほどです。
京都の街中は、端から端まで徒歩や自転車で行こうと思えば行けるくらいコンパクト。
車で移動しなくちゃいけない場合も、紅葉シーズンはなるべくこじんまりと活動していました。
紅葉がきれいなお寺はわりと街の端っこのほうにあるので、車での移動が必要になることも多いです。
電車はスーッと縦、ちょっぴり横に走っているだけなので、街中の移動にはあまり役に立ちません。
Googleで調べると、最寄りの電車(地下鉄)の駅から徒歩20分、とか、駅からさらにバス、とか、とにかく電車は不便です。
運動が好きな方なら自転車が意外に便利かもしれませんね!
レンタサイクルも最近よく見かけます。
市電が残っていたらよかったのにねぇ!とよく
夫がよく言います。
アムスやバーゼルのように、近代的で便利なトラムとしてかなり活躍したことでしょうね。
というわけで…紅葉の中をドライブしたい、という夫のリクエストにより、千本丸太町付近から紅葉見物に出発。
混雑必至の駅前や左京区は通らず、紅葉の美しさで有名な高雄のほうへ行くことにしました。
このエリアには、神護寺、西明寺、高山寺と、3つの古刹があります。
たまに仕事で京北町に行くときに通りますが、いつもふわーっとスルーしていました。
平日ニコニコレンタカー保険込み6000円、千本丸太町のあたりを出発してから20分ほど北のほうへ走ります。
昔、一人でバスで行ったときはとても遠い気がしましたが、今回はとても近く感じました。
道はそれほど混んではいませんでした。
まず神護寺に行きたかったのですが、駐車場がイマイチわからず…
とりあえず高山寺の近くの市営駐車場へ。
どの駐車場も1000円/1日。
普段からこんな値段だったかな?
泣く子も黙る京都のハイシーズン、全体的に「稼ぎどきやー」っていうムードが漂っているような気が…と、つい、疑ってしまいます。
今年は暖冬で、街中に比べれば早いはずの高雄も、まだかなり紅葉を残していました。
わたしは子どものころ、日本舞踊を習っていたのですが、じつは着物や小物や舞台装置によく使われる「紅葉」が、ファンシーすぎて、どうも好きになれませんでした。
紅葉のモチーフや紅葉柄って、なぜか黄緑と黄色と赤とオレンジが複雑に混ざっているものが多い。
すごく派手。
紅葉って、赤と緑の組み合わせか、
真っ赤か、黄色やろ!と思っていました。
そんなに賑やかにしなくても…秋なんだしもうちょっと落ち着いた色合いの方が素敵なのでは、と思っていました。
生意気な子ども…w
それが長じてなのか、関係ないのかはわかりませんが、紅葉に興味あるかと言われたらそれほどでもない、というのが正直なところで、混み合うお寺で人をおしのけ、渋滞にはまってまで「見たい」と、思わず生きてきました。
ところが、今回たぶん初めて「紅葉見物」に行き、自分のその感覚や経験が間違っていたことに気づいたのでした。
この日、高山寺に入ってすぐ見た紅葉の色合いは、おみやげ屋さんで売られている「紅葉グッズ」の「紅葉柄」とそっくりそのまま。
一本の木から出た葉っぱの色が、赤だけでも、黄色だけでもなく、緑からだんだんグラデーションになっていく途中の、微妙な瞬間をとどめていました。
あ、あの紅葉柄って、想像でも誇張でもなく、本当にこんな色をうつしとっていたのだ!と思いました。
ビニールや、縮緬をカラフルに彩り、光を当てて、このキラキラを表現しようとしていたんでしょう。
わー、日本人ってすごいなあーっと、なぜか深く感心してしまいました。
そして、自分は「ベストタイミングの紅葉」を39歳のいままできちんと見たことがなかったのだなあーと。
真っ赤っか、や、真っ黄色もたしかに美しい紅葉の姿には違いありませんが、「うつろいゆく」そのタイミングで見るというのはまた格別です。
昔の人にとってはこの紅葉を見ることが、映画やお芝居のように、こころときめく時間だったのだと思います。
あと、もみじといってもいろんな種類があるんですねー。
この葉っぱは小さくてとんがっている、こっちは大きくて赤と緑がまだらに紅葉する、黄色っぽくてふっくらしている…など。
そのいろんな種類のもみじが絶妙に配置され、
この季節だけの色合いのハーモニーを見せてくれるようです。
さらに京都のお寺では、紅葉も含めた庭全体が四季を通してデザインされているから、またその様子が面白いと思います。
「自然そのまま」じゃ、ないんですね。
その庭を作った人のセンスが表現されています。
その「紅葉のデザイン」については「後藤繁雄と渚のアールドヴィーヴル」に書く予定ですので、お楽しみに!
さて、話を紅葉見物に戻します…。
まず、高雄の奥にある栂尾の高山寺へ。
明恵上人ゆかりのお寺で、わたしのような、白洲正子ファンは外せないでしょう。
意気揚々と向かいましたが、京都は台風21号の被害が大きく、高山寺は倒木があって奥の金堂まで入れなかったので、石水院の拝観だけしました。
わたしにそっくりの像が!
髪型も同じ!
鎌倉時代作の仔犬…
鳥獣戯画の複製も見ました。
明恵上人の図。
合掌。
お寺の中の紅葉も美しかったです。
お堂は撮影禁止だったので…
虎!
様子を見ていたおばさまたちに、笑われながら撮りました。
西明寺の裏門から出て、 少し歩くと、神護寺へ登る長い階段があり、ひたすら登ります。
登った甲斐のある眺め!
「かわらけ投げ」で有名な神護寺、とてもきれいです。
でも、神護寺も参道に倒木がたくさん…
手すりなどが崩れているところもありました。
奥の院の向こう側に、こんな像があります。
山茶花が、美しい。
お昼ご飯は、観光地ならではの味のカレーやうどんを食べて、ゆっくり高雄を満喫。
本当は大好きな京北や美山にも行きたかったのですが、渋滞も心配だし欲を出さずに帰ろう、ということになって早めに駐車場を出たのですが…
このあと恐怖のドライブが待っていました。笑
離合が厳しい細い山道(京見峠に続く道)に出てしまったのです…素直に来た道から帰ったらよかったのですけど、
ナビが一番目に示したほう、つまり、来た道と反対に行けば、ぐるりと「一周できる」と思ったんですね。
最初はフフフーンとご機嫌に走っていましたが、途中から、「あ、これはまずい」と気づきました。
Sさんの車に乗せてもらって京北へ行ったときに迷いこんだ細くて危ない道…
あと、かなりはるか昔にも夜中に通って「ひえー」っと怯えたあの道(人の運転)…
まさか自分の運転で通ることになるとは。
夫は運転できませんし、わたしも運転に自信があるほうではありません。
ただ、屋久島で毎年似たような道をドライブしているので、狭い道は高速道路よりは好きです。
でもここは関西ですからねーーーー。
屋久島とは人間が違う…怖い。←偏見
案の定、後続の車から追い立てられることになり…心臓ばくばくでしたが、
とりあえず「お先にどうぞ〜」っと避けながら、無事に恐怖のドライブを終えることができました。
途中の眺めは素晴らしかったようなんですが…
余裕ゼロ。
「あ〜やっと街に出た!」と思ったら、そこは鷹ヶ峰、光悦寺の真ん前でした。
恐怖のドライブで疲れていたわたしは、 門の前を通るとき「あー、光悦寺だね」と、さらっと言いながら行き過ぎようとしたら、
夫の目がキラリと輝き…「まだ時間あるよね?」
「あーでも…駐車場が…」
この時期はタクシーしか停められないそう。
何度か光悦寺の前を、行ったり来たりして、少し離れた場所に、おじさんが座ってお金を取っている駐車場を発見しました。
やっぱり1000円/1日です。 1時間もいないけどね…と思いながら光悦寺へ。
「入り口は撮影禁止です〜」と言われます。
拝観料を払う場所から撮影可能です。笑
写真撮影も有料なんですね〜。
このアプローチがあまりにも見事でインスタ映えするせいか、無料エリアでは撮影不可、ということのようです。
人がたくさん来すぎてしまうからかもしれませんね。
そういえば西明寺も、入り口の指月橋の上(無料エリア)では若者がたくさん写真を撮っていたのに、門の中に入ると先輩ばかりでした。
観光の目的が、多様になっているのかな。
本阿弥光悦さんのお墓もありました。
光悦垣。
光悦寺の庭は、「デザイン」が素晴らしかったです!
詳しくは、「アールドヴィーヴル」で…。
もし京都に紅葉の時期にお出かけになるようでしたら、光悦寺はとてもいいと思います。ぜひ足を運んでみてください。
百聞は一見にしかず。
きっと平安のむかしには、今のテレビより影響力を持っていたのでしょう。
わたしが「派手」と思っていた色合いは、周囲の落ち着いた雰囲気と陽光で中和され、爽やかな透明感とともに、人を魅了します。
京都の紅葉が世界中の人に愛されている理由がよくわかりました。
写真/すべて後藤繁雄(iPhone置き忘れ事件のあとのため…)
nagisa.
京都町家のキッチンの掃除
今日は京都のWHOLE TREATで「脳疲労にきく手もみ」の講座なのですが、その前に…
ハウスクリーン洛南「京都のエアコンクリーニング、ハウスクリーニングのハウスクリーン洛南。京都の掃除はお任せください。」さんに来ていただいて町家のキッチンの大掃除をしています。
わたしたちは知り合い経由でこの町家をお借りしたということもあり、
たぶんそれほどきっちりクリーニングされてない状態で入居しました。
当初からレンジフードやキッチンの壁はうっすら汚れたままだったので、いつかクリーニングしなくちゃと思っていました。
年末のこの機会にスッキリしようと思って!
こんな感じで本格的に…
綺麗にしてくれています!
換気扇すごく綺麗になりましたー!
ウレシー!
中もきれいになりました。
気になっていた棚の上も…
何年もほとんど掃除がされてなかったようで、
掃除機では掃除できないレベルだそう。
掃除してもらえてよかったです。
子どものころ、家族全員で家中を掃除したことを思い出しました〜。
今日はスッキリした気持ちでキッチンに立てそうです。
町家は不潔にしておくと、劣化が激しくなったり、虫が出たりしやすいと思います。
この町家は幸い、傷みや虫の害が少ないほうなんですけどね。
人を呼んでご飯食べたりもしたいので、掃除してもらってよかったです〜
ほかのところは自力で…がんばります!
nagisa.
浜松の「天国」をハシゴした1日
「もうね、天国みたいな場所なんですよ。この時期を逃したら来年まで見られないし、今日みたいなお天気のときは最高だから」
と、お誘いいただき、
別の場所に出かける予定が、急遽「柿の木天国」へドライブに連れて行っていただけることになりました。
あー、たしかにここは天国だ
と思ったのは、
浜松ならではの空の色が…柿のオレンジ色をより一層鮮やかにひきたてていたからです。
昔から日本人が柿の実や、葉っぱを絵に描きたくなったのもなんとなく理解できました。
艶や形といい、色といい、
不思議な魅力があります。
誘ってくださったJさんがはじめてこの柿畑を見たのは夕方だったらしく、残照にますます眩しく赤く映えて、それは美しかったそうです。
今日は、その妖艶さは見られなかったけど、清々しい青空を背景にして、柿の木の赤い小さな丸が浮かぶ様子が見られてなんとなくウキウキするような楽しさが湧きました。
この大きな柿…1つ100円!
スーパーで売られている柿の2倍以上の大きさ。
ものすごいコスパです。
産直パワー炸裂しすぎてちょっとクラっとしました。
東京で3倍の値段で買っていたのはなんだったのか…あれは柿じゃなくて、なにか別のもの?
ふと、いろんな果樹の中で、柿こそが日本の果物の王様じゃないかと思い当たりました。
風格がありますし、日本の景色にも合うし。
サンセバスチャンのヌエバ・コシーナのレストランの中でも、日本をフィーチャーしたメニューで柿を使うことがあると聞きます。
わたしはメロンが大好きなんですけど、柿の優しい甘さもいいなあーと思います。
肉料理やサラダにも合いますよね。
浜松の柿は次郎柿といい、少し四角い形と、
実が硬いのが特徴のようです。
渋みや酸味はほとんどなく、三温糖のような優しい甘さとコクがあります。
熊本の実家には柿の木がありましたが、「柿畑」はあまり見たことがなかったかもなあーと思いましす。
九州も、たしか朝倉とか、うきはのあたりが産地だったような気がするんですが…。
柿畑へのドライブのあとは、浜松で25日まで開催されている「浜松国際ピアノコンクール」へ行きました。
ここが本来の目的地。
休日だったせいか、すごくたくさんの人が見に来ていました。
わたしたちは、アメリカとトルコの奏者の演奏を聴きましたが、陶然と聴き入るほど素晴らしかったです。
ここは、音の天国〜ってかんじでした。
もしチャンスがある方はぜひこちらにも
お出かけくださいね〜。
もうそろそろファイナルですね!
この週末かな?
柿の木天国と音の天国というふたつの天国をはしごした1日になりました。
(そしてこのあと実は…
お刺身天国へと階段は続いていたのです)
nagisa.
夫婦でドライブ 浜松のすごいガーデニングスポットとコーヒースタンド
朝からアンダーワールドを聴き、大盛り上がりのわたしたちです。
昔の曲もいいけど、最新アルバムかっこよすぎてドギモ抜かされました。
ふう。
最近ドライブ中もアンダーワールド聴いてることが多いです。テクノ大好き!
そしてうちのダーリン64歳にして、夢はDJとガーデナーらしい…
雲ひとつない秋晴れの日に、そんな夫を連れて行きたかったある場所へ向かいました。
iPhoneで車内DJをするダーリン、「この曲はティルマンス(アーティストのウォルフガング・ティルマンス)がいちばん好きな曲…」とか言いながらニューオーダーをかけたり、
わたしのリクエストの曲を探してくれたりしているうちに、あっという間にあたりはのどかな景色に…。
将来ガーデナーになりたい夫を連れてきたかった場所は、浜北のファーマーズマーケット。
ここは普通のファーマーズマーケットじゃなくて、緑花木センターが併設されています。
広大!
奥にはビニールハウスもあって、フラフラと引き寄せられるようにビニールハウスに向かって歩いていくダーリン。
植木神社なるものもあります。
ちなみにファーマーズマーケットの野菜の種類も多くて良いです。
みかんの種類の多さにテンション上がる2人。
この冬はみかんの食べ比べに挑戦します。
イチヂクの種類もこんなにあるんですね!
あー
疲れた…ということで休憩。
この石も売り物です。
浜松は石もかわいい〜。
植木鉢もしっかり物色しましたが、「今日は買えないけど…」(買ってしまったら、植物の手入れで数日潰れてしまうから)と、ガーデン関係のものは買わずに野菜をたくさん買って、次に行きたかったところへ。
ほんの一瞬通りがかっただけですが、
気になったこの看板…
中はパラダイス。
昔からの造園業の会社が作ったおしゃれビニールハウス。
フラワーアレンジメントの教室もしているそうです。
おしゃれだしロケーションも、贅沢…
浜松中心部から車で30分くらいの場所です。
敷地内にコーヒースタンドもあります。
豆から挽くハンドドリップコーヒー、柔らかい甘みがおいしいです。
名古屋の焼き菓子屋さんのお菓子や、
ホットサンドも食べられますよ。
植物もかわいくて2人でキョロキョロしたり
写真撮ったりしていたら…
なんと
また黒猫ちゃん!
飼っているコではないようです…
すごく良かったのでまたここに遊びに行こうと思います。
もうすこし足を延ばそう!ということになって、15分ほどドライブ。
テクノを聴きながら天竜川をノリノリで渡り、
秋野不矩美術館へ。
秋野不矩先生の生誕110年記念展をやっています。
赤い色の使い方がとても印象的…
実は日本画大好き、もちろん秋野不矩さんの作品も大好きなので、じっくりじんわり楽しみました。
展示の中にも黒猫が…w
帰りは天竜川の沿った、344号線をまっすぐ走りながらDJタイム。
写真は撮れなかったけどこの道のドライブ、最高でした。
帰りついて、暮れていく空を見ていました。
ベランダから見グラデーションが、まるで日本画みたいでした。
nagisa.
狭いキッチンでの作業スペースの確保
太陽は眩しく照っていますが、風の冷たさに冬が近づく気配を感じます。
今日はキッチンの話。
表参道時代から、我が家での「生活」の優先順位は高くなく、普通なら食器や衣類や生活用品のストックがしまわれているはずのスペースに本や書類が収まっている…そんな状態でした。
少しずつ陣地を広げてはいますが、浜松の家も普通は食器棚を置く壁面に本や写真の入ったフレームが立ててあったりして、
食器の収納場所がほとんどありません。
たぶん冷蔵庫横、ダイニング脇のこことか、
普通は食器棚エリアかなと思います。
とりあえずエレクターに収納ケースを入れて食器入れに。
あまり使わないものは吊り戸棚に。
コンロは3つ口ですが、作業スペースも少ないし、ダイニングテーブルにもパソコンや資料が置いてあったりするので、
エレクターの天板部分を作業スペースにしていましたが、ちょっとモノが増えてきて、
作業スペース確保が危うくなってきました。
お茶や野菜や果物を置いとくカゴに占拠されて、お皿を並べて盛りつけたり、洗った食器を拭いて置いとく場所がない…
浜松は野菜も果物も、お茶も安くておいしいので、ついつい買いだめしちゃいます。
食洗機なんて上等なものはありませんし、お皿は手で洗って、なるべく拭くようにしています。カゴもいっぱいになってしまうし。
でも、拭いたあと、少し乾かしてもおきたいし。置くところが欲しい。
そんな我が家で最近活躍しているのが
「サンダーバード2号」と、ダーリンが呼ぶ、
キッチンワゴンです〜。
2、3万する同じような型のやつあると思いますが(ダルトンとかの)、うちのは安物です…
6000円くらいかな?
軽いし、畳めるのですごく便利!
最近はついに洗濯のときにも登場して、取り込んだものを一時置いておいたりするのに役立っています。
いつもそれほど綺麗にしている家ではないんですが、本や絵の置いていある雰囲気も大好きなので、それを確保しつつ…
家事をしやすくしたいなぁと思います。
最近は夫も少し掃除や洗濯を手伝ってくれるので、実はそれがすごく嬉しかったりします。
次は増えてきたキッチンツールをどうにかしなくては。
nagisa.
#多拠点生活 #暮らし #キッチン収納 #狭いキッチン
三拠点生活で大変なこと
「家が3つあります…」
そう話すと、「わー それは大変だ」「うらやましい」など、人それぞれのイメージがあるみたいです。
そして「どの家がメインなの?」「荷物はどうしてるの?」「食べ物は?」「移動は?」など
いろいろと質問されます。
群馬に第三の家があったころは、プライベートの荷物がいちばんたくさんあったにもかかわらず、第三の家には月に3日くらいしか居られない、という切ない状況だったのですが、
浜松に引っ越してからは、浜松を拠点にして移動しているようなかんじになりました。
「三箇所移動している」と夫が話すと、大抵は単身赴任状態だと思われるので「で?奥さんはどこに住んでるんですか?」と聞かれて
「…一緒に移動しています」と答えると
「えー!それは大変だ!」
という反応がほとんど…
「いえ、そんなに大変じゃないですよ。楽しいですよ(ノマディック体質なんで)」
と言うと、
「仲良しなんですね」
…渚調べによると「夫婦仲良し」はけっこう珍しがられる生態系のようです。
年齢層が上がるとともに「夫婦が仲良し」はどんどん珍種になり、仲がいいとかいうレベルは超え、
便利だったり、都合が良かったり、ある意味では苦労をかけたりかけられたりすることに対して、それほど感情が動かないくらいに、揺るぎない関係に進化していく…それはそれでかっこいいなーっと思っています。
で、まだ未熟な(夫は64だけど)わたし、「仲よしですね」と言われることに対する気恥ずかしさも少しはあります。笑
話が逸れました。笑
三拠点を一緒に移動しているのは、単純に夫と一緒に過ごしているほうが楽しいから、という理由が大きいですが、わたし自身も移動するのが好きだからです。
でもやっぱり大変なことはあります。
いちばん大変なことは、どの家に何を置いていたか忘れてしまうこと!
加齢のせいもあると思いますが、3拠点生活のせいで一気に物忘れというか、混乱が進んだような気がします…もともと片付けが苦手なので余計に大混乱…
夫もとりあえず「書類は積んでおけ」「使うものは出しておく」タイプなので、何がどこにあるのかわからない!
この課題にはそろそろ本気で取り組まないと、物の場所がわからないだけでなく、なんか脳に支障がありそうなほど深刻な状況です。
やっぱり片付けがうまくいくと人生はときめくのでしょうか…
次に、ゴミが出せないときがあること。
とくに京都はゴミ出し厳しいので朝しか出せません。
ゴミ出しの日に居れないのは大打撃…
パッキンがしっかりはまるゴミ箱を使っていますが、京都の家は町家だし、ベランダもないので、夏は大変です。
次に、食材の買い方を考えないといけないこと。
多拠点を始めたころ、東京は外食でいいか〜♪って思って外食ばっかりしていたら、けっこうカラダに影響が…
まあ、その頃はストレスも強かったから、そのせいもあります。
野菜や肉の質はまだしも、調味料があまり良くない。とくに塩。
頭痛や腰痛、朝スッキリ起きれない、など、
ミネラル不足…って感じました。
中野は割と安くておいしいものがたくさんある、食の天国ではありましたが、
外食ばかりは良くないということで、いまは、どの家でもある程度自炊しています。
そうすると今度は、余った食材を持って歩かないといけなくなります。
ある意味、産直だと思えば…w
そしてとても気をつけていることが1つあります。
長期間居ない時はスパイスや乾物も冷蔵庫または密閉容器に入れる。
スパイス類は無印のプラスチックのケースに入れて、滞在中は使いやすい場所に出す→いない時は冷蔵庫に入れる
にしています。
うちではよくコリアンダーを使います〜
なので常備!
(よく考えれば3箇所冷蔵庫があるのも非経済で非エコなんですけど…
そのかわりテレビや電子レンジなど余分なものがないのでドンマイ…)
鉄壁の表参道ヒルズ(密かに城塞と呼んでいました)に住んでいたころ、スパイスから虫がわいたことがありました。
ゴキブリはもちろん、コバエの類もついぞ見たことがなかったのに、ある日ふわーっと…
よくイタリア料理屋やビストロで見かける羽虫が飛ぶようになって、
なんかおかしいなーっと思っていたら、オーガニックスパイスに…
ぎゃーっと叫ぶほどの…🤭😦😲😵☠️👽👾🐛🐛🐛⚡️💥
細かい描写は割愛しますが、気づいてないだけで「飼ってる」状態になってる人、いるかもしれません〜要チェック!
瓶を振って底までよーく見てくださいね!
あと羽虫が飛んでたら、スパイス以外にも乾物とかチェックした方がいいかも…
不思議というか、当たり前というか、
新しいスパイスには虫がついていませんでしたし、古いものには…😬
そんなわけで、3拠点暮らしで大変なのはそのくらいですかね?
ちなみに、そのとき使う服やスキンケアは、持ち歩いています。
いちおう洗濯機もあるので、場所ごとに置いておいたらいいのかもしれませんが、服が好きなので…そのとき着たい!っていうのがあって、「置き服」は、なかなか実行できずにいます〜
部屋着とシーズンオフの服は置いておきますけどね。
こないだ歩いてたらKONO式のサイフォンコーヒーのお店みつけました。
浜松のザザシティーの向かいあたり。
N家のニャンちゃんと同じ名前だー
nagisa.
ゆっくりやればうまくいく
怒濤の10月がすぎ、記憶喪失ぎみで過ごした11月も半ばの朝起きて、「ゆっくりやればいい」と、ふと思いました。
スープを作るのも、掃除も、マッサージも
ゆっくりやったほうが
おいしく、きれいに、無理なく
できるじゃないですか。
ゆっくりやれば、心も落ち着くし、
目も届き、イライラしない…
ブログとか、インスタグラムとか、
そういうのも「ゆっくり」やろうーっと思います。
文章もゆっくり書いて、
写真もゆっくり選ぶ。
そうすれば、もっといい発信ができそうだな、と。
そして、わたしも「リラクゼーションのハウトゥ本」を作っている身ですが、
いろいろなカラダの不調も、「ゆっくり」すればだいたい良くなる…と思います。
本やネットで調べなくても。
急いでるから、カラダに負担がかかる…
とても単純です。
そんな話をすると、理解はできるけどカラダが「ゆっくり」を拒否する、という人もいると思います。笑
あと、この時代のスピード感を愛してて時代と心中する気で生きてる、という人もいると思います。(←ある意味人生の本質かもしれません)
100年後のことはわかりませんが、
人が理想とするスピーディーさに、まだ人のカラダはついていけてないし、それを続けるにはメンテナンスがいろいろと必要になるな、と思います。
脳だけじゃなく、カラダともうまく付き合って行かなくてはいけません。
正直、「ゆっくり」を心がけても、それでもまだ「早すぎる」世界で生きていると思うので、
少なくともこういう気持ちが宿っているときに、自分を守る一種の呪文として「ゆっくり、ゆっくり」と唱えようと思います。
さて、これから、かわいい赤ちゃんとお母さんに会いに行きます!
赤ちゃんにもスピーディさが求められているようなご時世ですが、新しい世代の子たちのパワーをしっかり観察してみたいなぁーと思います。
おとついの夕焼けきれいでした。
久しぶりのガトーフェスタハラダのラスク。
紫のは新作らしいです。
お茶でも飲んでゆっくりゆっくり〜
nagisa.